主婦歴約15年だがその年月の大半、結構酷い手荒れに悩まされている。指先はところどころパックリと割れ、全体的にはガサガサ。たまに流血している。流血に気づかず、血液が衣服や持ち物などについてしまった時にはかなり凹む。
特に指先のガサガサが酷いのだが、このガサガサは子供には「トゲトゲ」と呼ばれる。子供の肌に触れた時にガサガサしたところで引っかいてしまい、軽い引っ掻き傷のようになるのだ(そこまで殺傷能力が強いトゲではないので傷は大したことないよ)。子供には「イタイ!」、「お母さんのトゲが刺さった!」と言われ、嫌われる。綺麗な薔薇にはトゲがあるのだ、と言っても許してもらえない(火に油)。
手荒れは空気が乾燥してくる秋口から冬場にかけて本格的に酷くなる。どれだけ酷いかというと、手をグーに握るだけで手の甲のあちこちから「プチッ」と流血する。パックリ割れする指先の部分の皮膚はガチガチに固くなり、反対の手の指で触っても何の感覚もない。この状態なので指先を使う細かい作業がほとんど出来ない。細かい作業でなくても、指先に力を入れるような作業はツライ。
日常生活にかなりの支障だ。
今までの自己流対処法としては、パックリ割れの部分は血が出て痛いので、市販の液体絆創膏を塗って補修。色々な液体絆創膏を試してみたが、今使っているのはコレ↓。

液体絆創膏は、接着剤のような透明な薬を傷口に塗布して固めて、外部からの刺激から守りながら傷を治す、というもの。匂いは「誰か工作でもしてる?」ってくらい接着剤のそれ。塗ってから完全に固まるまで1〜2分かかるが、その間に子供に近寄ると「クサーイ」とか「何か変な匂いしない?」と言われる。はいはい、ごめんなさいよ。
そして全体のガサガサには水仕事の前後にハンドクリームをこれでもかと塗る。子供達がオムツだった頃は水仕事の量も半端なかったが、その頃と比べると随分楽にはなったと思う。
・・・とはいえ、炊事、掃除の度にハンドクリームをこれでもかと塗っていれば消費量が半端ない。ハンドクリームを切らさないように、と思いながら買い置きが間に合わず切らしてしまうことも度々で、なかなか続かない(ハンドクリームを塗る、というとっても単純なことが習慣化できない)。
それでも毎年、乾燥する冬場を乗り切ると春から夏に向かって改善してくることがほとんどだったが(そしてまた秋になると・・・というサイクル)、今年はいつまで経っても調子が悪い。特に、右手の薬指の爪がこの1年ほど、変だ。見た目が明らかに変だ。

写真の指が薄汚れて見えるのは白髪染めトリートメントの色が落ちなかったから、ということで無視してもらって、薬指の爪を他の爪と比べて見るとボコボコと波打っているのが分かる。爪の根元の部分も他の指と比べると後退気味というか・・・何か変。この爪の付け根辺りがしょっちゅう赤く腫れて、痛くなる。あまりに痛い時は絆創膏を貼って誤魔化していたが、そろそろ人前で手を出すのも恥ずかしくなってきたので(誰も見ないと思うけど)、皮膚科に行ってきた。
皮膚科では、爪が作られる場所は爪の根元の方の皮膚だから、その皮膚に問題があるとそこで作られる爪も問題がある状態で出てくる、と言われた。
もしかしたら何か悪い菌が入ってしまったのかもしれないから一応検査をしてみるね、ということで爪の表面を金属のヘラのようなものでガリガリこすって爪の粉を採取し、調べてくれた。そんなので分かるんだ、へぇ〜、これは初体験。
検査の結果、特に菌は見当たらないので単なる手荒れでしょう、ということ。ただの手荒れであれば、水仕事をする時にはゴム手袋を使う、とか、手洗いの後のケアを気をつける、と地道に頑張るしかないようだ。
処方された薬は、特に皮膚が硬くなってしまっているところに塗布する「デルモゾールDP軟膏」と、ハンドクリーム代わりに広めに使ってOKな「ザーネヘパリン」の2種類。

ザーネヘパリンの量、これあっという間になくなるな・・・と思ったので、帰りにドラッグストアに寄って早めに次のハンドクリームも買っておいた。

今まで色んな種類のハンドクリームを試してきたが、今回は最近友達に勧められたワセリン。
久しぶりに皮膚科に行って薬ももらったことだし、とりあえず短期集中で傷んだ薬指を治して、薬指が治った後も手荒れしないよう今まで以上にケアを入念にしよう、と決心。ピカピカの綺麗な手に戻りたーい。



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