プレミアムな基本のパンをホームベーカリーで

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図書館で料理本のコーナーをうろうろしていたら「ホームベーカリーでプレミアム食パン」というタイトルの背表紙が目に留まり、手に取ってパラパラページをめくってそのまま借りてきた。

主婦歴十ウン年(ウン十年ではない)の私。=(イコール)料理歴十ウン年で、得意とは言えないが、苦手という程でもないというレベル。

家でパンを焼いたり、子供のおやつを手作りするタイプでないことだけは間違いなく、そういうことが苦もなくできる人を「すごいなぁ」と尊敬するだけだった私が、半年ほど前にホームベーカリーを我が家に導入した。

実はコロナ禍で在宅時間が増えた時期に、ホームベーカリーをまず導入したのは実家の母だ。

もともと料理が好きな人で(料理以外の家事が全くできないタイプ)、私が子供の頃は学校から帰ると焼き立てのパンの匂いが家中に漂っていることはしょっちゅうだったし、パンに限らず、実験(!)としか思えない創作料理に次々とチャレンジし、それに付き合わされていたように記憶している。

その母にそそのかされて(?)ホームベーカリーを導入する運びとなったのだが・・・

料理に関してはこの母と対極のタイプである私は、材料を入れてスイッチを押すだけでパンが焼き上がるホームベーカリーを導入したものの、この半年で焼いたパンは付属の説明書の最初のページに載っている「基本のパン」のみ。この半年で10回も焼いただろうか。全て「基本のパン」。

・・・なんて面白みがない人間なのだ私は。

私が「基本のパン」を焼き続けている間にも母からは「大豆粉を入れて焼いてみた」だの「色んな惣菜パンを作っている」だの「ベーグルを作ってみた!」だのと報告がくる。

というわけで、冒頭の「ホームベーカリーでプレミアム食パン」の「プレミアム」という言葉を見て、「基本のパン」ではない何かを焼いてみたくなった。

我が家のホームベーカリーはこれ↓。ツインバードの製品で、値段は6000円前後。

ホームベーカリー
イーストの自動投入機能もないシンプルなタイプ

こだわりもないので近所のスーパーで安く買える強力粉とドライイーストを使っている。

小麦粉
1kg198円。一斤のパンを4回焼ける。

手始めにこの本のレシピで「基本のプレミアム食パン」というのを焼いてみることにした。(同じ「基本」でも材料や分量がちょっと違うようなので比較のため・・・と言い訳しつつ)。

ホームベーカリー内部
スケールの上にパンケースをのせて材料をどんどん投入!

今まで私が焼いていた「基本のパン」とどう違うかというと、水とスキムミルクを入れていたところが牛乳に変わっただけ。バターはちょっと多めだと思う。

焼き立てパン

4時間ほどで焼き上がったパンは、今までのパンより生地がしっとりと柔らかい感じだ。フワフワして美味しい。

「材料をちょっと変えたから今までのより美味しいよ」と、先入観を与えつつ味見をさせて、「これはフワフワして美味しい!」(洗脳されやすいタイプか?)という言葉を子供から引き出した。満足、満足。

近所にあってたまに通りかかる「LA・PAN(ラ・パン)」というパン屋さんはいつ見ても行列ができている。販売されているのは「高級クリーミー生食パン」1種類のみで、その「高級クリーミー生食パン」の生地にはハチミツが混ぜ込まれているらしい。もちろん、美味しさの秘訣はそれだけではないだろうが・・・このレシピ本にも「はちみつ食パン」というレシピがあるぞ。

行列のできる食パンに近づけるのは難しいと思うが、せっかくのホームベーカリーが持ち腐れにならないよう色々試してみようかな(こういう気持ちが3日坊主で終わってしまい実質何もしなかった、みたいなこともよくある)。

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