先日実家の母から送られてきた北海道のお土産詰め合わせ。10点の詰め合わせのうち、8点がクッキーやスナック菓子などのおやつ系、2点が食事系のものだった。
食事系・・・とは言えないかもしれないが、その1つが「特製 函館 松岡商店 美味しいいか」(←パッケージの表面に書いてある通り入力)というもの。見た目は完全に酒のつまみで、「いか」と書いてあるがイカのどの部分?という姿をしている。
燻製なのでとりあえずそのまま食べてみるか、と子供達にも「これ、一緒に食べてみない?」と声をかけた。
すると子供達は「何コレ?」と初見の物体をちょっと警戒しつつも「食べてみる、食べてみる」と食いついてきた。一般的にはどうか知らないが、我が家の子供達はスルメやサキイカなどの酒のつまみ系、乾き物が好きだ(一瞬八代亜紀の「舟唄」が脳内再生・・・わざわざ炙らないけど)。
噛み応えがあり、噛めば噛むほど味が出るスルメやコンブなどは、普段の食事では柔らかいものを好み硬いものを避けがちな子供達でも頑張って噛んで食べるので、顎のトレーニング的にとても良い。塩分は強めなので食べ過ぎには注意〜。
・・・というわけで、袋を開けて出してみたのがコレ↓

うーむ、初めて見るものだ。飲兵衛さんは当たり前に知っているものなのだろうか。パッケージを見ても食べ方が書いていないが、「燻製」とあるし、見た目からしてそのままパクリと食べる物なのだろう。
・・と思い、とりあえずかじってみたところ、めちゃくちゃ硬い!というか痛い!中に何か骨のような鋭い物がある!なんだこりゃ!・・・いや、よく考えたらスルメの硬さを思い出してみても、いくら一口サイズとはいえ丸ごと口に放り込むような物ではなかった。そして同じく丸ごと口に放り込んだ長男はしばらく噛んだ後、「ウエェ」と外に出していた。その姿を見て「ナニ?ナニ?」と怯える次男。
いや悪かった悪かった、よく調べずに与えた母が悪かった。
というわけで、調べたよ(遅いよ)。商品名で調べたところ、北海道函館のお土産を集めたショッピングサイトがヒット。これが「いかとんびくんせい」という物だと分かった。ちなみにパッケージには何も記載がなかったため、最初は「いか 燻製」といったワードの組み合わせで検索していたがなかなか見つからず、商品名をそのまま入力してようやく辿り着いた(普通は最初からそうするよね・・・)。
写真にも見えるが黒い尖った物は歯のような?殻のような?もので(調べてみたのだがよく分からず)、外して食べなくてはいけなかったことが判明。コレが口の中に刺さったら流血の大惨事、くらい鋭くて硬い。ああ刺さらなくて良かった。この凶器・・・じゃなくて歯(殻?)を外すためにキッチンバサミで切り込みを入れ、そこから適当に身を裂きながら黒くて硬い部分を外していった。最終的には美味しく食べることができてホッ。
この美味しさにハマったのが次男で、もっと食べたいもっと食べたい、と2つ3つ・・・。もうおしまいだよ〜、と言ってから大分時間が経った頃に台所で一人静かに何かやってるな、と思ったらまたトンビと格闘している!しょっぱいからそんなにバクバク食べるもんじゃないよ!と言ったら食べるのを止めたが、そもそも一袋に10個も入っていなかったのであっという間になくなった。これは将来、飲兵衛になるんじゃないか。
福袋の楽しさは未知との遭遇、みたいなことを先日の記事に書いたが、まさに未知との遭遇を危険を顧みずに楽しんだ。ま、初めての物を食べる時はもうちょっと慎重にね(汗)。



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